カントリー家具-アポザキャリーチェスト-30
抽斗(ひきだし)が30個あるチェストです。
アポザキャリーチェスト-15を、抽斗が倍の30杯にしたものです。
サイズが大きくなったので、デザインを少し変え、台輪を付けました。
ステインとワックスの仕上げは、私です。
カントリードールプラスのオリジナルデザインです。
素材 ボンデロッサパイン
背板 パイン羽目板
サイズ W490mm / D220mm / H975mm
カントリー家具の写真の説明
①の写真
抽斗の前板の板目は同じ材から切り出し、揃えています。
すべて、パイン材の無垢ですので、重さは27kgあります。
②の写真
チェストの幅は490mmと、大きくありませんが高さが、1メートル近くありますので家具としての存在感があります。
③の写真
奥行きが220mmしかなく、重たい作りになっているので、倒れにくくするために台輪を付けました。
(台輪とは、土台の部分です。)
④の写真
抽斗が30杯もあるのは壮観です。
⑤の写真
抽斗の作りは、15杯のものと変えてあります。
⑥の写真
15杯のものはボンドだけで組んでいましたが、今回はネイラー(自動釘打ち機)で固定しました。
このくらいのサイズの抽斗なら、ネイラーで十分の強度が出ます。
⑦の写真
ネイラーでの固定が分かります。
⑧の写真
抽斗を抜いた状態です。
⑨の写真
天版のトリマー加工です。
15杯のものと違い、少し細かいものにしました。
また、側板に棚板を噛みこませているのも解るでしょうか?
⑩の写真
台輪はルーターでのモール加工です。
加工面の細かい、大きめのビットで加工しています。
大きめのビットはトリマーでは危険なので、ルーターテーブルで加工しています。
※ルーターとはトリマーの大きなものです。両手で扱います。
ルーターテーブルとは、そのルーターをテーブルに取り付け、加工しやすくしたものです。
⑪の写真
台輪のアップです。
作ってから6年ほど経ちましたが、角も隙間が出ていません。
⑫の写真
後ろから見た、台輪です。
ビットの加工断面が分かります。
⑬の写真
後ろから見た、天版と背板です。
背板もネイラーで固定しています。
⑭の写真
背面の全体です。
見えなくなる部分ですが、やはりベニヤ板より、パイン無垢材の方がいいです。