ボディを再度、染めます。
ボディが乾いたら、型紙を使って、顔に中心線を入れます。
この中心線が、顔のテンプレートの位置を決める、ガイドの線になります。
ドールの顔を可愛く描くためには、正確な下書きが必要です。
1、ボディを更に紅茶で染めます。
完成したボディを更に紅茶で染めます。
2回染めるには理由があります。
一つは、ボディは綿を詰めると布が引っ張られて、縫い目の部分が白くなりますので、それを目立たなくするためです。
もう一つは、2回染めることによって、色に深みが出るからです。
パッティング用の紅茶は少し濃く作ります。
- 熱湯-200cc
- ティーパック4袋
熱湯にティーパックを4袋入れ、色が出たらティーパックを割りばしで挟み、押しつけるようにしみこませていきます。
4袋のティーパックを次のように使います。
- 頭の表と裏-ティーパック1袋
- 両手-ティーパック1袋
- 右足-ティーパック1袋
- 左足-ティーパック1袋
順番は、頭、頭の裏側、手、足です。
胴体は首の下位まで、手と足はぐし縫いしたところまでです。
服で隠れるところは染めません。
2、写真のように染まります。
むらにならないように気を付けます。
写真のように染まります。
3、ドールを陰干しします。
染めた部分に当たらないようにして、洗濯バサミで挟み、陰干しします。
4、2回染めが乾燥しました。
紅茶染めしたボディが乾燥しました。
2回染めることで深みのある、落ち着いた色になります。
この色と風合いがカントリードールの大きな魅力の一つです。
5、顔の下書きの準備をします。
ボディの型紙を使って、下書き用の線を写していきます。
紅茶で染めても、中心の目印の線は消えていないので、この線で型紙の位置を合わせます。
6、ボディの型紙を固定します。
ボディの型紙をテープでボディに固定していきます。
最初に頭頂部だけ固定します。
頭頂部のしるしを中心にして、縫い目から約2~3mm離して型紙をテープで固定します。
(綿を詰めると、布が伸びるので、頭の頂点から少し離します。)
布はテープがはがれやすいので、テープは少し長めに貼ります。
7、型紙をボディの中心に揃えます。
ボディの中心の下書きと型紙の切り抜き窓を合わせます。
テープで固定します。
切り抜き窓のテープは、簡単にはがれますが、仮止めくらいのものでかまいません。
型紙の左右を固定するときに、動かないように、この切り抜き窓を指で押さえます。
8、型紙の左右をボディに固定する。
型紙の左右を、写真のようにテープでボディに固定します。
頭の横と胴体の横を止めます。
型紙がボディの中心から、ずれないように確認しながら固定します。
テープは長めに使います。
9、横のラインを型紙から写します。
写真のように顔の横の中央のラインを型紙から写します。
ドール綿が入ると生地が延びますので縫い目から型紙が少し離れますので、写真のようになります。
10、横のラインを写します。
反対側も同じように、ラインを写します。
11、鼻の切り抜きを写します。
鼻の切り抜きの上下を指で押さえて鼻の三角形と中央の交差した線をを写します。
切り抜いた部分なるべく近くを左の指で押さえながら書くとうまく写せます。
※写真わかりやすくするため、少し左の指を切り抜きから離しています。
鼻は絵具を塗ると下書きの線が見えなくなるの、濃い目に下書きをしてもかまいません。
12、中心のラインが写せました。
胴体の型紙をはずします。
顔の中心になる、下書きのラインが写せました。
写真の3か所の印が写せていることを確認します。
13、定規で頭の中心に線を引きます。
写した下書きの印に合わせ、定規で頭の中心に線を引きます。
写真のように、定規を押しつけて、ボディを少し押しつぶす感じにします。
ボディを真上から見るようにして、定規が中央になっていることを確認します。
14、慎重に線を引いていきます。
定規が中央にあることを確認したら、慎重に線を引いていきます。
線は首のところまで引きます。
15、顔の横の線を引きます。
ボディを真上から見て、定規を左右の印と合わせます。
定規は顔に押しつけます。
16、顔に十字の線が写せました。
写真のように、顔に十字の線が写せました。
この十字の線が、顔のテンプレートを正確に貼るための、ガイドになります。