縫いあがった各パーツを表に返し、紅茶で染めます。
服は一回ですが、ボディは組み立てから、もう一回紅茶で染めます。
7、8、9で、ドールに型紙から、位置合わせの印を写しします。
綿をつめてしまうと、写しにくいので、この段階で写しておきます。
1、各パーツを表に返します。
手足は先が細く狭いので、チャコペンの先や先の丸い棒でつま先から押していくと、返しやすいです。
割りばしなどの角のあるものは、布を傷めますので先の丸いものを使います。
2、紅茶で染めます。
写真のものを紅茶で染めます。
3、紅茶で染める準備をします。
布についているのりなどをとるために、ぬるま湯に15分位つけ軽く手で洗います。
すすいだら、軽く絞っておきます。
4、紅茶で染めます。
容器を2つ用意します。フェルトは色が出る場合があり、他の布を汚すことがあるので別の容器で染めます。
容器に熱湯を800ccとティーバックを3個入れます。
色が出たら、フェルト用の容器に少し紅茶を分けます。
ボディ、手、足を先に入れ、次にドロワース、エプロン、ワンピースを紅茶液に入れ時間差で取り出します。
1~2分後にワンピース、エプロン、ドロワースを取り出し、ボディは浸けてから
15分後に取り出します。
各パーツはたたんで両手で挟み、軽く押し絞ります。
フェルトは浸けてから2~3分後に取り出し、キッチンペーパーで軽く挟んで水気を取り、更にキッチンペーパーの上で乾かします。
5、染めたパーツを干します。
染めたパーツを陰干しにします。
乾いた後に跡が残るので、縫い代の部分を洗濯ばさみで挟みます。
(ボディ、手、足ドロワース、)
ワンピースは割りばしをハンガーの代わりにして干します。しわになりません。
※紅茶染めをした後はアイロンが使えません。アイロンをかけると染めた部分がむらになります。
6、ボディを組み立てます。
ボディが乾いたらボディを組み立てていきます。
型紙から綿をつめる部分を写します。
チャコペンで両側に2~3mm印をつけてけておきます。
7、ボディに中心線を引きます。
ボディのパーツを平らにして、ボディの型紙とぴたりと重なるように合わせます。
写真のように型紙の中心線に定規をあて、切り抜いた部分に線を引きます。
切り抜いた部分にだけ線を引きます。
出来あがりは9の写真を参考にします。
この線は少し強めに書いてかまいません。鼻の部分は後で塗るためわからなくなります。
他の部分は髪の毛や服で隠れます。
※ここでは、顔の横の印はつけません。
綿を詰めると布が伸びるので、ドールの作り方-5で、出来あがったボディに、顔の横の印を付けます。
8、足と手の付く位置を写します。
型紙を少しずらし、足の付く位置と手の付く位置を2~3mmの長さで写します。
9、ボディと手、足に印を写しました。
ボディと手、足に印を写すと写真のようになります。
10、ボディと手、足に綿を詰めます。
特に顔は丸くなるように丁寧に詰めます。
胴体は、顔より少し柔らかく詰めます。
手と足は、顔より少し固めに、綿詰め位置まで詰めます。
11、手と足の綿の詰め方。
手と足を綿詰め位置でぐし縫いし、絞ります。
残りのAの部分はゆるく綿を詰めます。
そうすると手足が柔らかく動くようになります。
12、ボディの綿の詰め方。
頭は固めにしわがよらないように、丸く綿を詰めます。
胴体は頭よりすこし軟らかめに詰めます。
足が付く部分が縫えるように、約2cmくらいを残し、綿を詰めます。
13、ボディに足をつけます。
型紙から写した、足の取り付け位置に足をつけます。
足はつま先を外側に向けてつけます。
マチ針で仮止めし、キルト糸2本取りでぐし縫いし、絞ります。
縫い目は細い方がいいです。
14、足の取り付け方の細部です。
写真のように、がっしりと縫いつけます。
写真は上がお腹側で、下が背中側です。
15、手を取りつけます。
手は手の上部の仕上がり線を、キルト糸の2本取りでぐし縫いをして絞り、玉どめをして、糸は切らずにそのまま、手の取り付け位置の印のところへ縫いつけます。
縫いはじめと縫い終わりは、返し縫いをします。
(糸を切らずに縫うの丈夫に取り付けるためです。)
指の方向が、左右逆にならないように注意します。
写真のドールは正面を向いています。
16、手の取り付け方です。
手の取り付け方です。
2枚の写真とも、向かって左がドールの正面になっています。
17、ボディの完成です。
ボディに手と足がつくと、写真のようになります。
左右逆にならないように、手の向きを確認しておきます。